【トラブル事例④】 消費者からのクレームに関するトラブル事例 | エール少額短期保険株式会社

【トラブル事例④】 消費者からのクレームに関するトラブル事例

法的トラブルについて、よくある事例を取り上げて、訴訟対応と費用についてご紹介します。
第四回は「消費者からのクレーム」について。

事例の内容

<登場人物>

  • A社 ⇒ 食品販売業者で、B社に商品の選定及び袋詰めの業務を委託。
  • B社 ⇒ A社から商品の選定及び袋詰めの業務を受託。賞味期限切れの商品を袋詰めした。
  • X  ⇒ B社が商品選定をし、袋詰めした商品を購入。賞味期限切れ商品の封入 をA社に通報した。
  • M  ⇒ A社が相談した弁護士

食品販売業者であるA社は、夏のバーゲンセールの一環として食品のお買い得パックを販売した。お買い得パックについては、B社に商品の選定及び袋詰めの業務を委託した。ところが、これを購入したXより、「お買い得パックの中に賞味期限切れの商品が入っていた。」との通報があり、A社において調査したところ、販売済みのお買い得パックの全てに賞味期限切れの商品が入っていることが判明した。

そこで、A社は、本件の対応を相談すべく弁護士を探し、弁護士Mのアドバイスを受けて速やかに事実関係を公表した上で、お買い得パックの回収作業に入った。

その結果、A社は、事実関係の公表や購入者への連絡、お買い得パックの回収、商品の廃棄及びこれらの作業に伴い発生した人件費、加えてお買い得パックの販売によって得られたであろう利益相当額を含めると合計で5,000万円の損害が発生した。

さらに、いわゆる風評被害のため、数ヶ月間は売上が前年同月比20%減の状態が続いている。

A社は、弁護士Mに対し、今後の対応について助言を求めた。

訴訟対応と費用

>B社に対する対応
弁護士Mは、A社を代理して、B社に対し債務不履行に基づく損害賠償を求める訴えを起こし、風評被害に基づく6か月分の売上減による損害3,000万円を含め、合計8,000万円の勝訴判決を得た。

【本訴訟に関する弁護士費用:着手金300万円、報酬金600万円(いずれも税別)】

消費者に健康被害が生じる可能性のある事案においては、何よりもまず早期に情報を公開し、消費者の健康被害を未然に防ぐ誠実な対応が必要です。どうしても事実を隠匿しておきたいという誘惑にかられますが、最後は責任者の胆力がその後の顛末を大きく左右します。

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