保険金をご請求される前に

弁護士保険をご利用(保険金請求)される前にご確認ください

弁護士保険をご利用(保険金のご請求)される前に、保険の適用に関するチェックポイントを以下の通りご説明いたします。
是非お電話していただく前に、ご確認いただきますようお願いいたします。
※主なポイントを説明したものであり、保険適用に関する全ての説明ではありません。

チェックポイント一覧(目次)

チェックポイント①
トラブルの原因は、責任開始日後または待機期間(責任開始日より3カ月間)経過後に発生したものですか?

このような場合は保険の適用外です!


  • 加入前から上司のパワハラにずっと耐えてきたが、弁護士保険に加入して3カ月の待機期間が経過したので保険を利用して弁護士を立てたい。
  • 賃貸物件の大家から突然退去命令の通知を受けたが、実は2年ほど前(加入前)から家賃の未納が度々発生していた。
  • SNSで自分を誹謗中傷する記事を最近見つけたので法的措置をとりたいが、記事の書き込み日は待機期間中であった。
加入前や待機期間中にトラブルの原因となる事実(損害、権利侵害、契約違反等)が発生している場合は、保険が適用されません


 

チェックポイント②
トラブルは不担保期間の設定があるトラブルではありませんか?

このような場合は保険の適用外です!


  • 夫の不貞行為が発覚し離婚を申し出るも夫が離婚を承諾してくれず、弁護士を代理人として離婚協議をしたいが、まだ保険の責任開始日から3年を経過していない。
  • 父親が他界した後、兄弟で相続財産の分割を話し合っていたがお互いの主張に大きな隔たりがあり、当事者間ではどうにもならず弁護士を立てたいが、父親の死亡日は保険の責任開始日から2年を経過していなかった。
  • 保険の加入前にシステム開発の受託契約を締結し納期までに開発を完了させたが、発注先が難癖をつけて開発費用を期日までに支払ってくれない。弁護士を入れて支払交渉をしたいが受託契約上の支払期限は保険の責任開始日から1年を経過していなかった。
 
特定のトラブルについて、不担保期間中にトラブルの原因が発生していた場合は、保険が適用されません


 

チェックポイント③
トラブルは相手方との意見の隔たりが大きく、弁護士の介入に依らないと解決が困難な法的トラブルですか?

このような場合は保険の適用外です!


  • 勤めている会社から不当な転勤辞令があった。親の介護の問題で遠方への転勤はできない。この転勤辞令の取消を弁護士を代理人として交渉したい。しかし遠方への転勤が困難な事情を会社に申し入れたことはない。
  • 交通事故に遭い大けがを負った。加害者へ損害賠償を請求するため弁護士を入れたい。しかし、現段階では加害者は誠意を持って賠償に応じると言っている。
 
相手方と意見の隔たりや不一致が見られない状況の段階では保険が適用されません


 

チェックポイント④
トラブルの相手方との間で過去にトラブルはありませんでしたか?

このような場合は保険の適用外です!


  • 隣人の騒音に耐え切れず法的措置をとりたいが、相手方である隣人とは半年前(加入前)にも敷地の境界を越えた樹木の件でトラブルになったことがある。
  • 勤めている会社から解雇を通知されたため解雇無効の訴訟を提起したい。ところが10カ月前(待機期間中)に不当な人事異動の取消を求め会社と揉めたことがある。
 
同一の相手方とのトラブルが複数ある場合、これらは一連のトラブルとしてみなされます。
そのため最初のトラブルの原因発生時期が責任開始日前や待機期間中、不担保期間中の場合には保険が適用されません


 

チェックポイント⑤
補償が対象外となる不担保特約が付加されている保険契約となっていませんか?

このような場合は保険の適用外です!


  • 近隣とのトラブルについて有料の弁護士相談をしたい。法律相談料保険金を請求したいが、保険契約には法律相談料保険金不担保特約が付加されていた。
  • 交通事故(相手の加害者は自動車)の賠償をめぐり、弁護士に有料相談したい。法律相談料保険金を請求したいが、保険契約には道路交通事故不担保特約が付加されていた。
 
補償が対象外となる不担保特約が保険契約に付加されている場合は、保険が適用されません