弁護士保険コラム Column

「弁護士保険コモン+」を徹底解説! 保険の特徴や加入メリットについて

「弁護士保険コモン+」を徹底解説! 保険の特徴や加入メリットについて

みなさんは「弁護士保険」という保険をご存知でしょうか?

弁護士保険は、法的トラブルの際に相手方との交渉などに必要な弁護士費用を保険でカバーできるので、トラブルの早期解決や防止に役立つ保険として近年注目を浴びています。

欧米諸国ではかなり普及しており、とくにドイツとイギリスでは全世帯の約半数が加入していると言われる弁護士保険ですが、日本では新しい情報に敏感な一部の人に注目されているのみで、世間的には未だ十分に認知されている保険とは言えません。

この記事では、エール少額短期保険が提供する「弁護士保険コモン+」の特徴および加入のメリットについて解説します。

なぜ弁護士保険が必要なのか?

日常生活にはさまざまな法的トラブルが潜んでいます。それが現実のものとなったときには、自分の身を守るために法律の専門家としての弁護士の助言を受けたり、あるいは相手との交渉を依頼して自分に有利になるように動いてもらったりすることはとても有効です。裁判になったときに限らず法的トラブルのあらゆる場面で、誰もが弁護士のサポートを気軽に受けられるようにするために誕生したのが「弁護士保険」なのです。

では、なぜ弁護士保険が必要なのか?

以下では、弁護士保険が求められる背景についてみていきます。

誰でも法的トラブルに巻き込まれる可能性がある

厚生労働省が発表する「令和元年度個別労働紛争解決制度の施行状況」によると、労働条件や職場環境などの労働(仕事)に関する相談件数は118万8,340件と12年連続で100万件を超える水準で推移しています。*1

また、離婚、ハラスメント、遺産相続紛争、近隣の迷惑行為、ネットトラブル、不当解雇や賃金不払いなどの労働トラブル、損害賠償請求といった個人が直面するトラブルを大小あわせると、年間で約1,400万件*2も発生しています。概算で言えば、毎年、日本人全体の約10%の人が、何らかのトラブルに直面しているという計算になるのです。現代に生きる私たちにとって、法的トラブルに巻き込まれる可能性がないとは、誰にも言えません。

このように、自分や自分の家族がいつ巻き込まれるかわからない法的トラブルに備えるために、弁護士保険はとても有効なのです。

*1)厚生労働省 令和2年7月1日 「令和元年度個別労働紛争解決制度の施行状況」 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000213219_00003.html

*2)司法統計(2016年 最高裁判所)と「市民の法的ニーズ調査報告書」(2008年日弁連)調査資料よりエール少額短期保険(株)が推計

高額な弁護士費用がネックで被害者が泣き寝入りするケースも…

これまで裁判など法的紛争の経験がなかった人が、何らかの事情で予期せぬ法的トラブルに巻き込まれた場合、どうしたらいいでしょうか。自分の考えだけを一方的に主張したり、感情まかせに相手を非難したりしても、トラブルの解決にはなりません。現状を冷静に分析することを忘れて有効な対処ができなければ、結果的に、自分が不利な立場に追い込まれてしまうこともあり得ます。

また、相手方の対応に不満がある場合に、弁護士に相談したいと思っても高額な費用を請求されるのではないかという心配が躊躇を生み、何もできないまま泣き寝入りせざるを得なくなるというケースも少なくないでしょう。

さらに、弁護士費用の問題は何とかなったとしても、どのように弁護士を探したらよいのか、あるいは何と言って弁護士に相談したらいいのか、そうしたことがわからず、二の足を踏むということもよくある話です。

その点、弁護士保険に加入していれば、予期せぬ法的トラブルに巻き込まれても、少ない費用負担で法律相談を受けたり、相手方との交渉を弁護士に依頼したりすることが可能です。弁護士探しのサポートも、保険会社がしてくれるので安心です。

法的トラブルに対するリスクマネジメント

近年、個人と法人とを問わず、法的トラブルに巻き込まれる可能性は高まっています。

その理由としては、離婚や相続問題、子どものいじめ、近隣の迷惑事案といった従来からあったトラブルに加え、労働問題やハラスメント等の従業員トラブル、SNS上での誹謗中傷やネットストーカーなど、法的トラブルの多様化が主な原因と言えるでしょう。

これらのリスクを少しでも軽減するために弁護士保険は最適です。

エール少額短期保険の「弁護士保険コモン+」とは

このように弁護士保険の必要性が高まるなかで、ここからはエール少額短期保険が提供する「弁護士保険コモン+」の基本的な特徴や加入するメリットについて紹介します。

弁護士保険コモン+の特徴

「弁護士保険コモン+」とは、突発的に起こりうる偶発事故だけでなく、ハラスメントや相続、離婚、近隣トラブルなど、幅広い一般事件に対して発生する法律相談料や着手金・報酬金等の弁護士費用を補償してくれる弁護士保険です。

個人賠償責任保険などの付帯特約で、弁護士費用を補償するものがありますが、そうした特約型の保険商品は、補償対象の範囲が非常に狭かったり、自分が訴えられた場合に限定されていたりするものです。これに対し、エール少額短期保険の「弁護士保険コモン+」には、そうした限定がほとんどありません。

弁護士保険コモン+のメリット

ここからは、エール少額短期保険が提供する「弁護士保険コモン+」に加入するメリットについて解説します。

日常生活のあらゆる偶発事故や一般事件が補償対象に含まれる

「弁護士保険コモン+」は、当たり前の日常生活に潜む偶発事故や一般事件などのトラブルに際し、弁護士費用を負担してくれる保険です。

2016年の弁護士白書*によると、民事トラブルの約85%が離婚問題や労働問題、ハラスメントなどの一般事件が占めると言われています。弁護士保険の中には、偶発事故のみを補償の対象とする商品がありますが、弁護士保険の本当の価値はこの一般事件を補償してくれるかどうかであるといえます。

「弁護士保険コモン+」に加入することで、交通事故などの突発的に発生する事故などに限らず、子どものいじめや各種ハラスメントから、離婚や相続と言った法的トラブルなど一般事件が幅広く補償されているので、いざというときに自分の身を守ることができます。

保険料や保険金限度額、補償割合に応じてプランが選択できる

「弁護士保険コモン+」は、ご契約者様に必要な補償内容や割合、限度額に応じたプランから保険を選択することができます。

多くの方にとって保険加入の際に最も気になるのが月々の保険料です。

弁護士保険コモン+では、限度額や保険金の基本てん補割合が異なるプランが3つ用意されており、さらに様々な特約によって補償内容の調整ができるので、それぞれの事情に応じて最適なプランを選ぶことができます。

着手金を100%補償

「弁護士保険コモン+」は、弁護士に委任する際に発生する着手金を、基準額に対して100%補償*してくれます。2021年1月現在において、このてん補割合が100%なのは、単体型の弁護士保険の中では唯一「弁護士保険コモン+」だけです。

一般事件に対する着手金のてん補割合は多くの場合70%程度である場合が多いのに対して、「弁護士保険コモン+」では、どのプランも着手金に対する基本てん補割合が100%*となっています。ただし、注意を要するのは、この100%というてん補割合は、保険会社が定める基準額に対する率なので、弁護士によって報酬が異なるために、実際にはお客様の負担が生じると考えておく必要があります。また、保険金は、基準額から5万円の免責金額を差し引いて計算されるため、通常は弁護士費用がいくらであっても5万円の自己負担が生じます。

ライトプランなら1日あたり36円

「弁護士保険コモン+」のライトプランなら、月額1,080円、1日あたり36円で加入できます。

法的トラブルが生じた場合に必要な弁護士費用は、大きく分類すると、時間制の法律相談料、事件処理を委任する際に支払う着手金・報酬金などの法務費用、さらに内容証明作成などの手数料という3種類に分類できます。概算費用は、法律相談料なら1時間あたり1万円から5万円程度、着手金・報酬金は、最低10万円で事案の大きさにより数十万程度から数百万円にもなります。手数料は、数万円から10万円程度までさまざまです。

しかし、「弁護士保険コモン+」は、ライトプランなら月1,080円、より高い補償のレギュラープランは2,480円、最上位のステイタスプランでも月4,980円で加入でき、法的トラブルに直面したときにさまざまな補償を受けることが可能なのです。

「弁護士保険コモン+」なら、自分に合ったプランがあるはずです。

さまざまな特約により補償内容の微調整が可能

「弁護士保険コモン+」には、多くの特約が用意されています。

法律相談料不担保特約は、弁護士に支払う費用のうち相談料については保険の対象から除外することで、保険料を安くすることができる特約です。この特約を付加した場合は、事件処理を委任する場合の着手金や報酬金のみが、補償の対象になります。

道路交通事故不担保特約は、交通事故を補償の対象から除外することで、保険料を安くするための特約です。自動車保険に加入していれば、交通事故の場合に弁護士費用が不要になることが多いので、弁護士保険の補償から交通事故を除外したいときに選択するものです。

免責金額ゼロ特約は、一般に着手金支払い時に、保険金が基準額から5万円減額されるのですが、この減額を0にする特約です。補償額がアップすることから、追加の保険料が必要です。

保険の利用がない場合は月々の保険料が安くなる

「弁護士保険コモン+」は、日本で販売されている単独型の弁護士保険で唯一、保険の利用がなかった際には保険料が安くなる「保険料等級制度」を採用しています。

これにより、弁護士の利用がない場合には、保険料が年々安くなるメリットがあるなど、コストパフォーマンスに長けた弁護士保険と言えます。

まとめ

弁護士保険は、高額と言われる弁護士費用の負担を軽減できることから、法的トラブルの早期解決を図るだけでなく、これまで弁護士費用を捻出できないことによる泣き寝入り防止にもつながります。

保険商品としての特徴や、加入する必要性とメリットをよく知ったうえで、弁護士保険に加入すれば、法的トラブルに対するリスクを最小限に抑えることが可能です。

今回紹介した「弁護士保険コモン+」は、単に弁護士費用を補償するだけでなく、簡易に利用できる弁護士直通ダイヤルを利用できるほか、弁護士探しのサポートを受けられるため、法的トラブルへの対処に不慣れな人でも安心して加入することができます。

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