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保険の成り立ちと少額短期保険・弁護士保険

保険の成り立ちと少額短期保険・弁護士保険

保険

保険の成り立ちについては諸説ありますが、今の保険に近い概念が生まれたのは貿易が盛んになった紀元前と言われています。

当時は船で行う海上貿易が主流でしたが、現代のようなエンジン付きの船があるわけでもなく、海賊もいる、危険が多い時代でした。

そこで、それぞれがお金を出し合い、もし航海中に嵐に遭って積み荷が壊れてしまったり、海賊に襲われた場合には集めたお金で助けてあげようと始まったのが「損害保険」の始まりと言われています。

その後、万が一死んでしまった場合、残された家族が困らないようにと「生命保険」も誕生し、現在の日本では8割以上の方が加入するほど大きく広まりました。

少額短期保険

長い歴史のある保険という仕組みですが、「少額短期保険」というものが誕生したのは2006年とつい最近のことです。

少額短期保険は読んで字のごとく、保険金が少額で、保険期間も短いのが特徴です。また、損害保険会社や生命保険会社に比べて会社の数が多いのも特徴で、2020年12月現在でなんと100社以上も存在します。

数多くの会社が独自に商品開発を行いますので、ユニークで、現代の多様化する生活スタイルに合わせた保険商品が多く販売されているのも特徴と言えます。

お部屋を借りるときの家財保険、ペットの治療費を補償するペット保険、自転車での事故を補償する自転車保険などの皆さんがよくご存知のものから、コンサートに行けなくなった場合のチケット代金を補償する保険や、結婚式のキャンセル費用を補償する保険、山岳遭難の際に捜索・救助に要した費用を補償する保険などのユニークなものまで多種多様な保険があります。

近代的な保険制度が発達した百年前と比べるまでもなく、人々の生活スタイルや価値観が変わり、困りごとも多様化していることが実感できると思います。

当社(エール少額短期保険)が販売する「弁護士保険」も、現代の多様化する生活スタイルに合わせた保険の一つです。

弁護士保険

「弁護士保険」は、法的トラブルを解決するために必要となる 弁護士費用を補償する保険です。

広義の意味で「権利保護保険」といい、一般的には「弁護士保険」「弁護士費用保険」などの名称で認知されつつあります。

この保険は、海外、特にヨーロッパ等で既に広く普及している保険ですが、日本国内では2000年10月に損害保険会社2社より販売を開始した「弁護士費用特約」がその始まりで、2020年12月現在でようやく20年が経過した、比較的まだ若い分野の保険と言えます。

特に、一般事件までを対象とした「単独型の弁護士保険」は、2013年に初めて販売された後、まだ10年と経過していませんので、今後の普及が予想される分野の保険です。

インターネットやスマートフォンの普及により、短い期間で我々の生活スタイルが一変したように、法的トラブルへの備えが当たり前となる時代、弁護士を当たり前のように利用する時代が、すぐそばまで来ていと考えられます。

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